グリーン建築推進協議会のメンバーの一人として、東北での「古民家・民家無償貸与」の紹介活動に参加しています。
全国から寄せられた無償でお住まいをお貸し頂ける物件を被災された方々へ紹介し、一定期間住んでいただけるようにマッチングするという活動ですが…当初「古民家」だけであったものが、オーナー様方の厚意により築浅の「民家」も紹介できる状況になっています。
その模様はもう一つのブログ「伝統素材を伝承していくために」にて。
さて、本日私が訪問したエリアでは津波による甚大な被害は見られないものの、地震による被害は各地にありありと残されていました。
宿泊したホテルの廊下では、ひび割れたクロスにテープが張られ補修されています。

街のあちこちに足場が立ち、補修が始まっている家屋もありましたが…

被害をうけたほとんどのお住まいではまだ応急処置の状態。


連日報道されている津波被害を受けた地域の状況はご存じのとおりですが…
他の東北、そして関東、中部に至るまで同様の被害状況にあります。
震災被害を受けた全ての方が安心して暮らせる状態になるまでには多くの時間と労働力が必要であることを痛切に感じました。
また行政の方とのお話で、町の文化を代表するような古民家が震災被害に遭った後、様々な要因により修繕することが困難な状況にあるとの紹介もいただきました。
現地の古民家再生協会による応談など、私たちだからこそ出来る支援も今後行っていくべきだと考えます。