先日、奈良の遺跡から、縄文時代晩期(約2500~2800年前)の
ノコギリクワガタが見つかったニュース、耳に新しいですね。
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またもや奈良。
こんどは縄文時代草創期前半(約1万5千年前)の石器加工場が見つかったそうです。
石槍(いしやり)の加工場だったと思われるとのこと。
石槍とはこんな道具。棒に蔓などで縛り付けていたと考えられています。
野山を駆け巡り、動物を捕え、これでトドメをさしていたわけですね。
石槍のほか、磨製石斧、植刃、三角の錐、石鏃などが
縄文時代草創期に出来上がったそうです。
写真は石鏃(せきぞく)。石の矢じりです。
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しかし、奈良にはいろんな文化財が建っているだけでなく
いろんなモノが埋まっているのですね。
飛鳥、奈良、平安などの文化よりももっと前の暮らし、
それも奈良から学ぶことが出来るようです。
縄文時代や弥生時代のように「記録」が残されていない時代を
先史時代と呼びます。
それらの遺跡や遺物から様々なことが分かるのは凄いことですね。
実は、そういったことを全く知らなかったんですが…
先日の考古検定でちょっと勉強しました。
結構学んでみると面白いですよ。
私たちの先祖のそのまた先祖がどういった暮らしをしていたのか?
大河ドラマよりも面白いかもしれません。