忠義の「義」とは?

2012年1月30日月曜日

よもやま

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元禄15年12月14日、西暦では1703年1月30日。
309年前の今日、元禄赤穂事件は起きました。

皆さんご存知の「忠臣蔵」です。映画やドラマが放送されるのは旧暦に合わせて12月のことが多いですね。

内容は…ご存知ですよね?
松の廊下から討ち入りまで。説明の必要はないと思います。
吉良邸討ち入り | 葛飾北斎

では、「忠臣蔵」の意味は?
…結構答えられない人が多いんです。

誰ですか?蔵(くら)をイメージした人は…。


正解は「忠義な家臣の内蔵助」。
(諸説あります。私は古典の授業でそう習いました。)

47人出てくる赤穂浪士ですが、
「忠臣蔵」と呼ばれる話の主人公はご存知、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)。
…だからなのです。

土蔵は関係ありません。


さて、さらに「忠義」の意味は?
…最近は答えられない人が多いのだそうです。

忠も義も無い世の中になってしまったのでしょうか?
自分で調べてみましょうね。
http://www.google.co.jp/

と、せっかくなので「仁義礼智信」の儒教の五徳(五常)についても。

その意味もご自分で(笑)

伊達正宗の有名な「五常訓」
仁に過ぎれば弱くなる。
義に過ぎれば固くなる。
礼に過ぎれば諂いとなる。
智に過ぎれば嘘をつく。
信に過ぎれば損をする。
いずれも過ぎたるは…ですね。


「元禄忠臣蔵」にも「男子義によって立つ」という有名な台詞がありますが

私たちは、仁義・信義・忠義・正義・恩義・意義・大義などなど、
まず「義」の上において考えることが多いですね。

だからこそ「義」の感じられないコトガラには、心が動かないのです。
仕事や対人関係で良くあることですよね?

 「分かっているけれども、やりたくない!」
 「割り切ってオトナになれない」
 「なんだか漫然としない」…などなど。

頑固な日本人の性質なのでしょうか?
私もどちらかといえばその傾向があります。


さて、五常訓にはさらに続きがあるんです。
気ながく心穏やかにして、よろずに倹約を用い金を備うべし。
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり、この世に客に来たと思えば何の苦もなし。
朝夕の食事は、うまからずとも誉めて食うべし、元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい。
今日の行くを送り、子孫兄弟によく挨拶して、娑婆の御暇申するがよし。

う~む、やはり義に過ぎているんでしょうか?
五常訓、少し反省です。
aobajo080402_001
aobajo080402_001 / yamakidoms


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