東風吹かば匂ひをこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな
最後を「春な忘れそ」とも。
大学入試シーズン真っ只中。
「な~そ」は禁止をあらわす古典文法でしたね。
さてこの歌、拾遺和歌集に収められた、菅原道真のものです。
天神様、学問の神様としてまつられている菅公。
西暦901年2月16日、太宰権帥(だざいのごんのそつ)として
京都から福岡へ旅立ちました。
on the way to the tenmangu / monkist
左遷され、京をあとに旅立つとき
東風(こち)が吹いたら梅の香りを届けてくれと詠まれた歌だと習いましたね。
それにならって、天神様、天満宮では梅の花。
そしてそこかしこに梅の文様があしらわれていますね。
北野天満宮 / sprklg
ちゃんと理由があるんです。
そして東風は「こち」。春の風のことです。
トンプーと読んだ方はギャンブルの影響を受けすぎですね(笑)
今年はどんな春風が吹くのでしょうか?
優しく暖かい風だと嬉しいですね。