漆喰にはさむモノ

2012年3月13日火曜日

よもやま

t f B! P L
3月13日の今日はサンドイッチの日。

3(サン)と3が1(イチ)を挟んでいるからだそうです。
…なるほど。

さて、はさむといえば…漆喰の場合は「中塗り」。


土壁やモルタルなどの上に漆喰を塗る際には
砂の入った中塗り漆喰を塗るんです。

下地と上塗り漆喰との間に砂の層をはさむことで、
下地からのチカラがダイレクトに伝わらないようにしています。
そうしないと塗ったばかりのころは大丈夫でも、
漆喰が硬化するにつれて表面がひび割れだらけになるんです。

漆喰は空気中の二酸化炭素を吸収しながらゆっくりと、硬く硬く締まっていきます。
その力に下地が耐え切れなければ剥落の原因にもなります。

さらにひび割れを防止するために、上記の写真のように
中塗り層にネットを伏せこむことも行われます。

左官さんの様々な工夫、見えないところに沢山あるんですね。



ちなみに塗料や防水の世界でも「中に挟む」工法がよく用いられます。

伸び縮みする塗料を中に挟んで硬い塗料を上塗りしたり、
厚みをつけるための層を中に挟んで施工したり、
仕上げの塗料が透けるのを防ぐために、色が付いた層を挟んだり。

詳しいオハナシを聞きたい方は…どこかで出会ったときにでも。
当然、左官さんや塗装屋さんに聞いても教えてくれると思いますよ。


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