ふるさと文化財の森 とは?

2012年3月21日水曜日

伝統素材

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さる3月15日、文化庁より新たな「ふるさと文化財の森」に7か所が選定されました。

ふるさと文化財の森とは、文化財に使われる材料を確保するために選定された素材の原産地の保護事業のひとつです。

国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し、後世に伝えていくためには、木材や檜 皮、茅、漆などの資材の確保と、これに関する技能者を育成することが必要です。 このため、文化庁では、文化財建造物の修理に必要な資材のモデル供給林及び研修林と なる「ふるさと文化財の森」を設定しています。また、この「ふるさと文化財の森」は、 修理用資材を通じて文化財保護への理解を深めることも目的としています。 今回は、この趣旨に賛同いただいた所有者等の申請に基づき、平成24年3月2日付け で7箇所の「ふるさと文化財の森」を文化庁が新たに設定しました。 これによって、「ふるさと文化財の森」は合計45箇所となりました。
文化庁報道発表より 

と、いうわけで新たな7つです。

材 種名 称所在地所有者等
山形市村木沢漆林山形県山形市日本漆総合研究会
長井市草岡漆林山形県長井市 日本漆総合研究会
西川町漆林山形県西村山郡西川町日本漆総合研究会
朝霧高原茅場静岡県富士宮市静岡県富士宮市根原区財産区
日名倉山茅場兵庫県佐用郡佐用町
岡山県美作市
後山部落自治会
檜皮 九州大学福岡演習林ヒノキ林
福岡県糟屋郡久山町
国立大学法人九州大学
7 
木材
(クスノキ)
九州大学福岡演習林クスノキ林福岡県糟屋郡久山町 国立大学法人九州大学

我が郷土、大分県では幻の畳表(たたみおもて)の原材料である
「七島い」の田圃がその設定をうけています。


でも、後継者や生産者、様々な問題は山積したままなんです。
全国45か所。
所有者によっては同様の問題を抱えていらっしゃるところ、少なくないと思います。

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