昨夜はネットワーク不調のため?
更新が出来ませんでした。
が、日付だけは埋めさせていただきますね(笑)
1年前の今頃…
漆喰の業界は大変だったんです。
震災からの復旧のために屋根漆喰が不足していました。
というわけで、その日のおさらい。
連日、南蛮漆喰を探している屋根工事業の方からのお問い合わせ。
目的は震災被害の物件の屋根修理のためです。
が、ほとんどの方がお探しのモノが「いわゆる南蛮漆喰」。
もともとの「南蛮漆喰」は
油が混入され耐水性を増した漆喰のことを指したようです。
今でもモノの本では南蛮漆喰=屋根用漆喰とされていますが…
現在市販されている「南蛮漆喰」は
屋根の棟土に使うために粘土に石灰や樹脂を混ぜたもの。
硬化剤や撥水剤が混入され、
「漆喰仕上げが不要」???という触れ込み。ってことは漆喰じゃない?
少なくとも、伝統工法と照らし合わせれば「漆喰」とは呼び難いようです。
それでも一縷の望みを託しお電話をいただきます。
全国の漆喰屋さんにお問い合わせが入っているようです。
さすがに沖縄にも連絡があったと聞いた時には驚きましたが…。
残念ながら漆喰メーカーには「漆喰」しかありません。
屋根用に作られた漆喰はありますが、
それは皆さんがお探しの「南蛮漆喰」ではなく
本来の「南蛮漆喰」です。
…と書くと、また混同しそうですね。一応色分けしてみましたが。
屋根漆喰の施工に関して、
大変分かりやすく説明されておられる屋根工事店さんのサイトがあります。
南蛮漆喰と漆喰の正しい使い分けについても良く分かりますので
勝手ながらリンク紹介させていただきます。
佐藤瓦店 さんのサイト 左のメニューから「漆喰工事レポート」を。