以前は連休といえば趣味の「旅」をしていました。
普段も仕事での移動の毎日ですが、仕事とは関係ない土地へ、あまり計画を立てずに赴くことが好きなのです。それはなかなか叶いませんね。
さて、だからというわけではないのですが、普段の移動中にも楽しめるのが「音楽」。
とくに公共機関の中では携帯電話の使用はマナー違反ですから、移動の際には電話はあきらめ、ゆっくりと音楽を…。
と、いうわけで、今日5月5日はカーネギーホールのこけら落としされた日。
1891年ですから100年以上前のこと。
Carnegie Hall / matchity
以来、様々な音楽家によって素晴らしい演奏が行われています。
ドヴォルザークの「新世界より」や、ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」の初演もここで行われました。
そして、ジャズミュージシャンにとっても聖地のひとつ。
様々な名演が行われていることでも有名です。
ベニー・グッドマンのライヴ・アット・カーネギーホールは1938年。
カウント・ベイシーの50周年も1981年、ここで行われました。
昔コマーシャルで一気に有名になったデイブ・ブルーベックの名盤は1963年のもの。
素晴らしい音楽が奏でられ続けるカーネギーホール。
その場所へのあこがれを表す逸話で有名なものがあります。
あるピアニストがマンハッタンの街なかで「カーネギーホールにはどうやって行けばいいんですか?」と道を尋ねられ、返した答えは
"Practice, practice, and practice."
(練習して、練習して、さらに練習。)
そんな場所がカーネギーホール。
色褪せない「名演」。
音楽の殿堂として音楽家たちのあこがれの場所であることは今でも変わりません。目的を持ってのぞむコトに対しての努力、それが何であれ同じことですね。
努力を重ねて行かねばなりません。