![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhv7co3BXy0A5lv3uGquLEV8LliLorIrvfhH3LxSCMKnF5I70SMaIhb1IXVsSaMam6GSDxgyXJWclBBxg47oPDa8c-FNI3tAqUFWGEOPSigsPT_Z5g6W64PXiIc6K8FEUg1gHvWfLobEek/s320/20080411_111845.jpg)
だとすれば、それは誤った常識です。
漆喰の正しい色は最終的に石灰の色。
「最終的に」とわざわざ付けた理由は、その他の色が失われるから。
たとえば、ワラと石灰で作った土佐漆喰やムチ。
当然、ワラの色が混入しています。
これがムチ(琉球漆喰)。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiJ2LcHcdgUc9EAo3ys-H5mb1x7uQbS2GtW7Bkl7fnLVzgo14Oq5xOsz3jSde8k9BYbzXv66Z3hqGhBxVqyZduTk9wTglq56liZxkhZyIR3fQgxbsBkqfOZk-sQXDYj6_f6SobJUfjBmvY/s320/testo2.jpg)
ご覧の通り、キレイな黄色です。
これが徐々に薄れていき、白くなります。
下の写真は土佐漆喰。
これも、元々は薄黄色であったものです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiG-yTaxygObHhOJjNVhWiVHVyjHBE7vNwS5_lpatHcFtoTSokoMfSftTS8e7HoW5A6W9iWNNXxkgvYSIiJrRmQnAT86zYrNZ0ipGobPpiNsWJobNvwohK0B3Wt7MbVyDMSjdNq6dERLXE/s320/SANY0898.jpg)
本漆喰の場合は、海藻の黄色や赤色が加わります。
だから、出来上がりはこんな色。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhI3fZaUxPwrWHoCVAXUcTZtxLrjW0AmnV1SnI53Nrq11Q3RlBjqJfMiDDz9eXqUkONH20llWjaacUX1gVbgaY6KbHqeAWJDBx0vzQ6AAd4wvSZT2WqFKjHy5r1lHLMujTXly6ZrBIwSc/s320/20080809_095102.jpg)
けっこう色が付いていませんか?
逆に、純白で「天然100%」なんて書いていたら、まずウソです。
天然の原料には少なからず色がついています。
漆喰として塗った後、数か月~1年以上をかけて、色が薄れ
最後は石灰の色になります。
天然海藻しか使っていない漆喰を使って、
「傷んでいる」「変色している」とお問い合わせをいただきます。
違います。それが本物の色なのです。
加えて、海藻を使っていれば強烈な臭いがしますよ。
施工当初に無臭の漆喰などありえません。
もし、臭いが無ければそれは…マガイモノでしょうね。