煙草は伝統素材か?

2012年9月14日金曜日

よもやま

t f B! P L
都内のある駅前の風景です。

広場に設けられた喫煙スペース。
23区内のほとんどの公衆の場所での喫煙が禁じられています。その代わりにこうした喫煙スペースが設けられているんですが…なんだか変ですよね?道行く人に背を向け、なんとなく肩を落としたままタバコをせわしなくスパスパと吸う人々。そして、そのマナーを監視する指導員。

傍から見ると喫煙者がとてもカッコ悪く見えませんか?



故あって私はここ半年ほど喫煙を控えていますが、煙草は大人の嗜みだと考えています。いまでこそ中毒のように吸う人も、もともとは大人への憧れから嗜み始めたのではないでしょうか?


タバコって「煙草」。ケムリのクサって書いてタバコとは発音できませんね。当て字なんです。ポルトガルやスペインなどとの南蛮貿易で我が国にもたらされた珍品だったんです。

そこから数百年。

南蛮渡来の珍品だったタバコも
いつの間にか「庶民のもの」どころか「社会の嫌われ者」に。わずか20~30年前には、贈答品でもあったのに。

ご存知ですか? タバコは「嗜好品」。吸うのではなく喫むもの。嗜む(たしなむ)モノなのです。


だから、こういうのはダメ! …カッコ悪いです。
伝統素材を伝承していくために

なんというか、エレガントに(笑)…
せめてこのくらい以上のレベルで。
120円の缶コーヒーとではなく、ちゃんとした「珈琲」と一緒に。
「喫茶」「喫煙」の言葉通り喫みましょう。
伝統素材を伝承していくために


ただたんに「吸う」という習慣をやめてはいかがでしょうか?
値段も高くなり、喫煙できる場所も限られているんですから、感覚を変えてみてはどうでしょうか?

「喫煙所」は隔離されるスペースではなく、大人の嗜みとしての「特別室」となるのならば納得できそうな気がします。
 

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