今日は北関東での仕事を終え、群馬県を抜け長野県へ移動…している最中にカーナビに見覚えのある地名があることに気づきました。
なんとなく見覚えのある川の流れ、街並み、遠くの山々、おそらく、あの頃とほとんど変わっていないであろう光景です。
というわけで日も暮れかかる頃、立ち寄ってきたのは信州・渋温泉。長電の略称で親しまれる長野電鉄の最終駅である湯田中駅からバスで数分。武田信玄の隠し湯としても有名な温泉郷です。
それよりも、ここから日本屈指のスキー場、志賀高原へ向かう上り坂が始まることから、スキー全盛期に青春を過ごされた方にとっては懐かしい場所の一つではないでしょうか?
私は20年前に1度だけこの地へ。その時の記憶は鮮明に残っています。
そして、その場所へ行ってきました。
老舗旅館・金具屋さん。
これが金具屋斉月楼。国の登録有形文化財です。
この四階建ての伝統建築を、ビンボー学生だった私と友人たちはただただ唖然と見上げるだけでした。そして今回は…写真を撮って見上げるだけ。
中に入ればもう一つの重要文化財・大広間があるそうですが…
残念ながら、まだまだ泊まれるほどの収入はありませんね。
惨めに感じながらも、「いつか」を思う私でした。
斉月楼。映画「千と千尋の神隠し」のストーリーの舞台となる湯屋「油屋」のモデルとされる建物のひとつです。