宮沢賢治をご存知ですね。
その中で最も有名なもののひとつがこの詩。
石灰の営業マンであった宮沢賢治。
同じく石灰に携わるものとしても、人としてもとても心に響くものです。
頑張ろう!と思う時、自嘲する時、ツライ時、様々な時に、自戒のためにこの詩を読み返します。
それが書かれたのが1931年の11月3日。
実に約80年前の今日です。
宮沢賢治が行商の先で倒れたのち、病床で書き綴ったものとされています。
実際書かれた手帳にも11.3.の日付が書かれていますね。
雨ニモマケズ
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイゝトイヒ
北ニケンクワヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
南無無邊行菩薩
南無上行菩薩
南無多寳如来
南 無 妙 法 蓮 華 経
南無釈迦牟尼佛
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩
昔の仮名遣い、とても読みにくいですね。
でも80年なんです。
80年前に建てられた建物を鑑定して文化的価値を与える
「古民家鑑定士」
そこから伝統資財を取り出し扱う資格者として
「伝統資財施工士」
その資格者としての文化的教養…身につけたいものです。