冬に耐えるための仕組み

2012年12月22日土曜日

よもやま

t f B! P L
さあ、今年もクリスマス寒波到来のニュースですね。
明日23日から27日にかけてこの冬一番の寒波到来だそうです。
大雪、吹雪による被害が軽微であればよいのですが…。

ワタシは明日の23日に、関西から四国を経由して大分へ。
雪や凍結の影響が無いことを祈るばかりです。

ただ、冬がくるのは毎年のこと。
我が国の伝統工法は、冬の厳しさから中に住む者を、
そして建物自体を守っていくようにも作られてきました。

今年もそのおさらいをしましょうね。


合掌造りで知られる白川郷。
その構造は豪雪に耐えられるよう創り上げられた先人の知恵です。


白川郷 白川鄉
白川郷 白川鄉 / cyesuta


瓦の上に積もった雪が滑り落ちては、下を通る人に危険がありますね。
そのために瓦には「雪止め瓦」というものがあります。

 写真左上が軒先。
 瓦に取っ手のようなものが付いているのが「雪止め瓦」です。
   Shift|Wikipedia


土壁やなまこ壁も雨や火事だけではなく、
雪から守る漆喰の造作ですね。


雪国の商店街には雁木(がんぎ)。
往来する人への配慮も昔からあるんです。
町並み 建物 雪国 雪道  - 写真素材
(c) ジョー画像素材 PIXTA

しっかり守る住まい、昔からあったのです。
電気やガスが無くても、不便では無かったと思いますよ。


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