亡くなられたのは2010年でした。心からお悔やみ申し上げます。
rusherの名の通り、突撃型(ラッシュ)のファイターだったんですね。
「金網デスマッチの鬼」の異名を持つことでも知られていました。
というわけで、金網にちなんでのオハナシ。
「伏せ込みの網目、どのくらいがイイの?」
とのご質問を時々いただきます。
色々なメーカーから販売されていますので、「これ」とは
云えないのですが、使用する漆喰に入っている骨材の大きさを申し上げ
参考にしていただいています。
たとえば、2ミリの骨材が入った漆喰を2ミリ網目に塗った場合…
網目に入るのは骨材だけですよね?!
網の目とその上に塗る素材のツブの大きさ、ちゃんとサイズを考えないと
強化どころか、剥落の原因となりますよ。
また、漆喰は強アルカリ性です。
出来る限りアルカリに強い素材を使いましょう。
いずれにしても、ご相談は建材店さんに。
ちゃんと漆喰に最適な伏せ込み網が用意されているはずです。
写真は 中塗り 砂漆喰 の伏せ込み状況。
日本建築学会の標準仕様書によれば、
モルタルの上に漆喰を塗るには、まず下地に10ミリ厚の砂漆喰を施すことが推奨されています。さらに、砂漆喰のほぼ真ん中の層に伏せこみを行うとのこと。
下地からの挙動や収縮が予想される場合は
伏せ込みと十分な厚みの砂漆喰。 そして、十分な養生期間です。
必ずこの3つに留意してくださいね。
また、内装でもボードのジョイント処理も網目には同様に注意しましょう。
パテ用、塗料用のメッシュテープなどを使って網目が詰まることもあります。
すると、そこが浮いたりして大変ひどい目に遭いますよ。気を付けて。
すると、そこが浮いたりして大変ひどい目に遭いますよ。気を付けて。