バリッと剥がして考える

2013年5月27日月曜日

よもやま

t f B! P L
日めくりカレンダー。
毎朝バリッとはがしていくタイプが多いのですね。

今日の日付以外に、様々な情報が載っています。
暦(こよみ)や潮(しお)、月齢などのほか、年中行事なども。

今日の日めくりには…
ふむふむ、小田原でお祭りね。ふむふむ。と。

で、一番左の「天一天上」って何だろう???? と。


調べてみました。

陰陽の考え方で12の方角に神様がいるんだそうです。
それが十二天将。

あ、知ってる。毘沙門天とか、帝釈天とか…
と思ったら違うそうです。それは仏教の十二天なんですね。

この場合の十二天将は次の通り
十二天将 方角
前一 騰虵 (騰蛇・螣蛇) 南東
前二 朱雀
前三 六合
前四 勾陳 (勾陣) 南東
前五 青竜 (青龍) 北東
天一 貴人 北東
後一 天后 北西
後二 大陰 西
後三 玄武
後四 大裳 (太常)  南西
後五 白虎 南西
後六 天空 北西

昔から四神とよばれる朱雀、青竜、玄武、白虎は有名ですよね?
そのほかに合わせて12の神様がいるなかの一つに「天一」という神様も。

で、この天一神の居る方角に向かって行ったりなど、とにかくチャチャ入れると祟られるんだそうです。怖い神様ですね。しかも天一神、ひとところに居らず、ぐるぐると方角を変えるんだそうです。怖い上に迷惑な神様です。

源氏物語など、平安の文学にときおり出て来る「方違え」というのは、この神様の居る方向を避けるための行動だったそうです。

で、その天一神がしばらく天に帰ってるのが「天一天上」。この期間だけは方角を気にせずに済んだわけですね。

ただし、その期間は家に「日遊神」という神様がやってきて…家が汚いと祟られるそうです。

そんな神々がいた時代は…
 急がばまわれ。
 整理整頓清潔清掃しつけ。

なんとなく、豊かに平和に暮らせそうな世の中だったのかもしれませんよ。

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