毎朝バリッとはがしていくタイプが多いのですね。
今日の日付以外に、様々な情報が載っています。
暦(こよみ)や潮(しお)、月齢などのほか、年中行事なども。
今日の日めくりには…
ふむふむ、小田原でお祭りね。ふむふむ。と。
で、一番左の「天一天上」って何だろう???? と。
調べてみました。
陰陽の考え方で12の方角に神様がいるんだそうです。
それが十二天将。
あ、知ってる。毘沙門天とか、帝釈天とか…
と思ったら違うそうです。それは仏教の十二天なんですね。
この場合の十二天将は次の通り
十二天将 | 方角 | |
---|---|---|
前一 | 騰虵 (騰蛇・螣蛇) | 南東 |
前二 | 朱雀 | 南 |
前三 | 六合 | 東 |
前四 | 勾陳 (勾陣) | 南東 |
前五 | 青竜 (青龍) | 北東 |
天一 | 貴人 | 北東 |
後一 | 天后 | 北西 |
後二 | 大陰 | 西 |
後三 | 玄武 | 北 |
後四 | 大裳 (太常) | 南西 |
後五 | 白虎 | 南西 |
後六 | 天空 | 北西 |
昔から四神とよばれる朱雀、青竜、玄武、白虎は有名ですよね?
そのほかに合わせて12の神様がいるなかの一つに「天一」という神様も。
で、この天一神の居る方角に向かって行ったりなど、とにかくチャチャ入れると祟られるんだそうです。怖い神様ですね。しかも天一神、ひとところに居らず、ぐるぐると方角を変えるんだそうです。怖い上に迷惑な神様です。
源氏物語など、平安の文学にときおり出て来る「方違え」というのは、この神様の居る方向を避けるための行動だったそうです。
で、その天一神がしばらく天に帰ってるのが「天一天上」。この期間だけは方角を気にせずに済んだわけですね。
ただし、その期間は家に「日遊神」という神様がやってきて…家が汚いと祟られるそうです。
そんな神々がいた時代は…
急がばまわれ。
整理整頓清潔清掃しつけ。
なんとなく、豊かに平和に暮らせそうな世の中だったのかもしれませんよ。