道が繋げていったもの

2013年6月4日火曜日

よもやま

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1716年の今日、江戸幕府によって五街道が正式に名づけられました。
五街道、ご存知ですか?

東海道、中山道、日光道中(日光街道)、奥州道中(奥州街道)、甲州道中(甲州街道)。

これらは江戸を起点として整備されていった「街道」なんです。
そして現在も、これらの街道をもとに道路が整備されています。

しかもほとんどが国道として整備されているんです。
    東海道は国道1号をメインに東京・日本橋から京都・三条大橋まで。
    中山道は国道17号。
    日光街道は国道4号。宇都宮から119号へ。
    奥州街道は国道4号で東京日本橋から青森市まで。
    甲州街道は国道20号をメインに長野・諏訪まで。
高速道路を除けば、いまだに我が国の大動脈の一つですね。
そしてこれらの道に面した町が宿場町や商業の拠点として栄えてきたのです。

現在もその姿が残される中山道の宿場町。

「宿場」はその名の通り宿のある場所。
宿泊地として参勤交代の武士から商人など、行き来する人々で栄えました。


「新宿」も地名に宿がついているでしょう?!
甲州街道の宿場だったんです。


建物と同様、道もその姿や目的が時代に合わせて変化しています。
が、変わらないのはヒトが暮らし、ヒトが歩むこと。

私たちが未来へ残していくのはどんな建物や道なのでしょうか?
しっかり考えて歩まねばなりませんね。

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