世界遺産と 沖縄と

2013年9月22日日曜日

よもやま

t f B! P L
沖縄での数日間が終りました。

今回も駆け足の中、様々な文化に触れることが出来ました。
半年ほど前に改修工事が終わった首里城の守礼門。漆喰もまだまだ新しいキレイな姿でした。


そして首里城正殿。沖縄を代表する世界遺産を構成する史跡の一つですね。



ちなみに、沖縄の世界遺産は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」とされています。
5つのグスク(城)と遺跡。

  • 今帰仁城跡
  • 座喜味城跡
  • 勝連城跡
  • 中城城跡
  • 首里城跡
  • 園比屋武御嶽石門
  • 玉陵
  • 識名園
  • 斎場御嶽

そして、そのどれもが石灰に関連しているんです。というのも沖縄で使われた岩石のほとんどが石灰岩だからなんですが。

ご覧のとおり、座喜味城跡


今帰仁城跡


勝連城跡


世界遺産を構成するそのグスクの石垣は石灰岩で積み上げられているんです。そして、その石灰岩にも種類があるのですが、そのオハナシはまたいつか。

という世界遺産のオハナシにちなんだこの写真。 いったいドコのナンでしょうか?
Abu Simbel
Abu Simbel / cofiem


Abu Simbel
Abu Simbel / cofiem


正解は…エジプトのアブ・シンベル神殿。

1968年の今日、9月22日。
ユネスコによって国際的に働きかけられたこの神殿の移設が終了した日です。

アブ・シンベル神殿はアスワン・ハイ・ダムの建設によってダム湖に沈むはずだったヌビア遺跡のひとつです。ユネスコによるこの運動「ヌビア遺跡救済キャンペーン」がきっかけとなり、世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)へとつながっていったわけです。

もちろんヌビア遺跡も沖縄の遺跡も世界遺産のひとつひとつ。
どれもが私たちが後世へ遺していくべき宝物です。


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