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明治天皇の名で発布された、政府の教育方針について書かれたものですね。
国の体制、歴史、様々なことはありますが、その内容は近年その思想が改めて高く評価されている、修身・道徳の基本となったものです。
特に「十二ノ徳目」とされる12の道徳を守るのが我が国の伝統であるとされていました。
教育勅語 十二ノ徳目現代においても十分通ずる考え方ですね。
1.(孝行)親に孝養をつくしましょう
2.(友愛)兄弟・姉妹は仲良くしましょう
3.(夫婦ノ和)夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
4.(朋友ノ信)友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
5.(謙遜)自分の言動をつつしみましょう
6.(博愛)広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
7.(修学習業)勉学に励み職業を身につけましょう
8.(知能啓発)知識を養い才能を伸ばしましょう
9.(徳器成就)人格の向上につとめましょう
10.(公益世務)広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
11.(遵法)法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
12.(義勇)正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう
書かれている順番が、親、兄弟、夫婦、友人の順であることも、現代の私たちが考え直さねばならないコトの一つだと思います。さらに12の徳全てを読んでみると、今より明治のものの方が分かりやすいし、ヒトとして必要な気までしてきますが…。
いずれにせよ、学校でテストの解答方法だけを学ぶのではなく、ヒトとして様々なコトを学んだのであれば、当然身につけておくべき内容ですが…そうでない方が多いのが今の世の中。
我が身も含め反省が必要ですね。モノであれココロであれ、受け継がれてきた伝統を「守る」ということが欠如している世の中であるような気がします。