肉食と漆喰。いずれもニッポンで日本流に変化したものでもありますね。

2014年1月27日月曜日

よもやま

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突然ですがステーキ。
Beef steak & Shrimp combo
Beef steak & Shrimp combo / jetalone


我が国では約1500年前、仏教が伝播して以降、獣肉食が避けられるようになりました。

逆にそれより前は、狩猟して得た動物を普通に食べていたのですが、今のように公然と肉を食べるようになったのは明治以降のおはなしですね。

「精進料理」で分かるように、鶏肉ですら食べることが避けられていました。

最近は精進料理と聞いて何のことか分からない方もいらっしゃるでしょうね。でもそれもまた日本の文化。がんもどき(=雁もどき)などのように肉の代わりの料理が考えられた時代を経て、今があることは知っておくべきじゃないでしょうか?

…肉食の文化はご自分で調べていただくとして wikipedia「肉食」


という今日は昭和11年にロシアのオペラ歌手フョードル・シャリアピンが来日した日。
「シャリアピン」ってどっかで聞いたことがありませんか?

シャリアピンステーキ。

玉ねぎの効いた、あのステーキです。
歯の悪かったシャリアピンのために帝国ホテルの料理長が考えたものなんです。
肉を叩いて柔らかくして、さらに玉ねぎの酵素で柔らかく。

外国から伝わったステーキを日本流にアレンジした作品ですね。


漆喰もそうなんです。
仏教伝来の時期に伝わってきた漆喰。

おそらく当時はただ石灰を塗るだけのものだったことでしょう。
それを「キレイに仕上げる」ようアレンジしてきたのは我が国の左官職人さん達です。胸を張って自慢できる我が国の大切な文化の一つです。

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