なぜカーテンサイズが100×178などという中途半端な数字になるのか。

2016年3月24日木曜日

よもやま

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引っ越しのシーズンですね。

新居の準備をしているときに、家具やカーテンのサイズ測ってみると、たまに、中途半端な数字が出てきて不思議だな~と思ったことありませんか?

100センチ×178センチのカーテン。91センチ×182センチの畳。
そんな中途半端なことになるのは何故でしょうか?というオハナシ。



「度量衡」というコトバ、ご存知ですか?
  • 「度」 は 長さ
  • 「量」 は かさ(容積)
  • 「衡」 は 重さ
計測する単位について表したコトバですね。

1891年の今日、3月24日はニッポンで度量衡法が初めて公布された日。


ただ、1891年=明治24年の当時には尺貫法が使われていました。
と、いうわけで今の単位と昔の尺貫法を比較してみましょうね。

 1尺 = 10÷33メートル ≒ 0.303メートル
 1間 =  6尺 ≒    1.818メートル
 1丈 = 10尺
 1町 = 60間 ≒  109.090メートル
 1里 = 36町 ≒ 3927.272メートル

 1坪 = 400÷121平方メートル ≒ 3.306平方メートル
 1畝 = 30坪 ≒   99.174平方メートル ≒  1a
 1反 = 10畝 ≒  991.736平方メートル ≒ 10a
 1町 = 10反 ≒ 9917.355平方メートル ≒  1ha

 1合 ≒ 0.180リットル
 1升 = 10合 = 2401÷1331リットル ≒ 1.804リットル
 1斗 = 10升 ≒  18.039リットル
 1石 = 10斗 ≒ 180.391リットル  

 1匁 = 3.75グラム
 1両 = 10匁 = 37.5グラム
 1斤 = 16両 = 160匁 = 600グラム
 1貫 = 100両 = 1000匁 = 3.75キログラム

色んな昔の単位、ただ、いまだに使われているものもありますね?!

家の作りはいまだに尺・間のモジュールのまま。
土地の広さは坪で。田んぼの大きさは1反・1町で数えます。
タオルはその12枚の重さを匁で表して厚みが分かります。

知っていると、その分野の意味が分かってきます。
興味を持ったときに、イロイロと調べてみましょうね。

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