「安定させること」と天然自然の姿、相反するものです。

2016年7月26日火曜日

よもやま

t f B! P L
一日過ぎてしまいましたが、7月25日は「うま味調味料の日」でした。

1908年の今日、「グルタミン酸塩を主成分とせる調味料製造法」という特許が取得されたことによります。

Oriental food isn't oriental without MSG / Richard Masoner / Cyclelicious



「うま味調味料」。

少し前までは化学調味料と呼ばれたモノです。賛否あるとは思いますが、これによる恩恵はとてつもなく大きいものですよね。

だって、お湯を入れてすぐに料理が出来るんですから。インスタントラーメンだけでなく、お味噌汁のダシも、何もかも。使われていない食品を探すほうが大変かもしれませんね。


ちなみに「味覚」って言葉がありますが、これは5つの感覚。

  1. 甘味
  2. 酸味
  3. 塩味
  4. 苦味
  5. うま味

これらを5基本味と呼ぶのです。

その一つである「うま味」。
今から10年ほど前に、舌の感覚器官である味蕾(みらい)に、うま味成分であるグルタミン酸を感じる細胞が見つかったことも耳に新しいですね。

それらの成分を取り出して調味料としたものが「うま味調味料」です。
これらは天然素材と呼べるのでしょうか?


同様に、漆喰の原料にも木材や海藻から取り出されたノリがあります。

※ゲル化させています。

海藻そのままを粉にしたものがあるんですが…
天然原料は安定しないので、使い方が難しいのでしょうか?



 「ただの海藻の粉」と「手を加えられたノリ材」。

漆喰にはどちらを選びますか?

日頃からうま味調味料に慣れている方なら
「わざわざ自然素材なんて…」というかもしれませんね。

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