と、いうわけで何度も何度も木材の知識のおさらいです。
木の断面が2種類。何の比較なのか分かりますか?
上の写真は表示の通り「人工乾燥材」。いわゆるKD材というものです。
住宅メーカー、ホームビルダ…とにかくほとんどの木造住宅の現場で使われているものです。
では下の写真は?いわゆるAD材。自然乾燥材です。
写真ではKD材は内部が割れており、AD材は表面が割れていますね。
では問題。
どちらが長持ちするでしょうか?
どちらが高価なのでしょうか?
なぜKD材ばかりが使われているのでしょうか?
どちらを使うのが住む方のためになるのでしょうか?
全国で活動する私の「仲間」は、古民家の保全、古材の利用とともに
自然乾燥材の使用を呼び掛けています。
…それは、過去から遺されてきた資財と同じものを未来に残していくことになるからです。
だって長く残されてきた古民家は、全て自然乾燥材で作られていますもの。