工業標準化法は1949年のもの。今から60年以上も前に公布されたものです。
そして、それを基に決められたのがJIS(Japanese Industrial Standards)です。
JIS=日本工業規格ですね。
「モノづくり」を行う際には、この規格が少なからず関与します。
ではコレはどうしましょう?
植物の皮から採られた麻すさ。
しなやかさ、保水力、作業性とのかかわりあい…標準化は出来ませんね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjcPlFV0qaAw-mSQjTQaO-mDBfdudzA45-TNWvIoVCRpuJgDq13OIXaXOyCIcYu_EgikTfgAHKGVntACWD92O12Jv8bbRHLeeJsI0BzQFQnfEbno8CCTp6mb5q-o1cwYHxBp5kfLscWHCk/s640/20091222_134350.jpg)
海藻もそうです。常に同じ味の昆布だしがないのと同じ。
原料によってその性状も全く変わるわけです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlM8eL6NjDZCz0Q1icsm_dJltzouN4cQ9aLr520pbt9y20NG_O0XhjxGlWN7MAt9iisY4sTwd4ilPbn8o7deycoi6hTHNoTLYlhs_aZzKKFoynSeklZtfPiRAwsatFIGj6pnxq8BHmUcE/s640/20091222_140155.jpg)
ところが、これらのような伝統素材も「規格化」しようとする動きもあるそうです。素材を見極め、素材と対話し、素材を巧みに使いこなすのが我が国の伝統なんですが…
それらが不安定であることが問題視されることがあるのが、今の世の中のようですね。
果たして伝統素材を標準的な見方で見ることが可能なのか?
漆喰に限らず、それが我々の今後のテーマなのではないでしょうか?