伝統素材を標準的な見方で見ることが可能なのか?

2018年6月1日金曜日

よもやま

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本日は「工業標準化法」が公布された日。

工業標準化法は1949年のもの。今から60年以上も前に公布されたものです。
そして、それを基に決められたのがJIS(Japanese Industrial Standards)です。


JIS=日本工業規格ですね。
「モノづくり」を行う際には、この規格が少なからず関与します。

ではコレはどうしましょう?

植物の皮から採られた麻すさ。
しなやかさ、保水力、作業性とのかかわりあい…標準化は出来ませんね。


海藻もそうです。常に同じ味の昆布だしがないのと同じ。
原料によってその性状も全く変わるわけです。


ところが、これらのような伝統素材も「規格化」しようとする動きもあるそうです。素材を見極め、素材と対話し、素材を巧みに使いこなすのが我が国の伝統なんですが…
それらが不安定であることが問題視されることがあるのが、今の世の中のようですね。

果たして伝統素材を標準的な見方で見ることが可能なのか?
漆喰に限らず、それが我々の今後のテーマなのではないでしょうか?

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