ワインと石灰

2019年7月16日火曜日

おさらい

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ちょっとお洒落にワインの話を。
Red Wine
Red Wine / desegura89


ワインの産地の土壌は様々ありますが、石灰質のものが多いようです。
当然、原料となる葡萄(ブドウ)の生育に大きな影響があるわけです。

ただ、ワインの世界は奥が深すぎて、ワタシには荷が重いのでそろそろ本題を。


「ボルドー液」ってご存知ですか?

塩基性硫酸銅カルシウムを主成分とした、農業用の殺菌剤です。簡単に言うと、硫酸銅と生石灰を水に溶かして混合したもの。19世紀にワインの産地、ボルドーで 葡萄の病気予防の殺菌剤として発見された薬です。

1930年頃にはこういった噴霧器で散布されていたそうですよ。


国内でも100年以上前から使われており、その用途は葡萄だけでなく、麦・蒟蒻・じゃが芋・キャベツ・大根・瓜・トマト・ネギ・梨・林檎・柿・蜜柑・茶などなどいくつかの病気に有効とされています。

農薬ではありますが、原料が原料ですから、使用していても有機栽培の認定が受けられます。

 以前、七島藺(しっとうい)のハナシでも紹介しましたね。

そう。美味しいワインが出来上がるのも石灰のおかげ(?)。


でも、美味しいワインって高いんでしょ?
…とワタシも思います。

実際には数百万円もする高級なものから数百円のものまで。

以前、テレビ番組で、有名にもなりましたが、カリフォルニアワインで「カリフォルニアのロマネコンティ」とも呼ばれるワイン、美味しいそうですね。

カレラという会社のものだそうですが、その名前、スペイン語で「石灰窯」という意味。ラベルのマークも窯の絵だそうです。
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ウマい酒のあるところ、石灰あり  …でしょうか。

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