照りつける日差し。真夏のある日ある場所で、こんなものを。
見つけた瞬間に喉が鳴る方はよっぽどの方ですね(笑)
蔵元さんの店先にはこうして丸いモノがぶら下がっています。
ぶら下がる玉の正体は酒林(杉玉)。
…夏のお酒は美味しくなってるんでしょうか?
落語などで出てきますよね。当時夏場に冷やすには、井戸水で。地下水はその土地の平均気温と同じくらいですから…15~17℃くらいでしょうね。その温度、冷酒で「涼冷え(すずひえ)」と呼ばれる温度なのだそうです。
粋ですね。暑い今日は涼冷えでキュ~っと…という感じなのでしょうか?
暑さでボーっとしながらも喉をゴクリと鳴らしてしまいますね。
ちなみに10℃以下に冷やしたものを「花冷え」。
5℃以下のものは「雪冷え」と呼ぶのだそうです。
全て国税庁のHPを参考に書かせていただきました。
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/abc/abc-sake.htm
さて、毎年交換される酒林の杉は、お酒の神様奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)さんからいただくもの。三輪山の杉にあやかったものといわれてます。
春夏秋冬、美味しいお酒に恵まれますように。