塩焼きの石灰を原料に造っている
琉球漆喰 ムチ ですが
もうひとつの原料はワラです。
ワラは沖縄県各地の綱引きで使われたものの
リサイクルが中心だそうです。
写真の那覇祭りのものはちょっと特別。
2009年は2本で約200m、40トンとのことでした。
大きすぎ、重すぎ、なかなか決着がつかないようですね。
っていうかほとんど動かないみたいだし(笑)
沖縄県各地の方々が丹念に丁寧に、
想いを込めて、時間を掛けて編み上げ、締め上げ…
綱引きの際には一心不乱に引っ張り合う。
沖縄の皆様の魂のこもった綱になります。
勝者の綱は家内安全のお守りとして家に供えられるそうです。
綱を切って持って帰るのです。
実は2009年の那覇祭りを取材に行きましたが
終わった瞬間から皆さんが刃物をもって綱に殺到する姿は
結構スゴイものがありました。
だから、漆喰にもたっぷり想いがこもっているはずです。