古民家ではなく古民道?

2011年1月19日水曜日

古民家

t f B! P L
雪降る東北をあとにし、九州です。

めったに雪を見ることが無い暖かい地域では
1センチでも積もれば全ての交通がマヒするほど
雪には全く免疫がありません。

東北新幹線を降りて東京駅に着いた時、
足下を気にせず、前だけを向いて歩けること…
それだけでも大変なことだと、
凍った道で滑ったために痛い尻をさすりながら思ったものです。


そんな雪国、特に豪雪地帯といわれるところには
様々な暮らしの工夫があります。

訪れた地域では、上越高田。
基礎が150センチ以上ある家がざらでした。
積雪への対策ですね。

そして昔ながらの知恵に驚かされたのは「雁木」。
写真素材 PIXTA
(c) モーリー写真素材 PIXTA

いまでいうアーケードみたいなものと言えば良いでしょうか?
道に並ぶ建物から、歩く人を守るように張り出された庇が続きます。
写真素材 PIXTA
(c) ジョー写真素材 PIXTA

これらは江戸時代から続く景観なのです。

町屋、古民家、古寺がしっかりと守られている高田。

この雁木を守るための補助金だけでなく、
雁木敷地の固定資産税の一部課税免除など、
様々なカタチで景観が守られ続けています。


実はワタシも雪の高田はまだ訪れたことがありません。

…雪と古民家。
あこがれの風景ですが、その地域の方々のご苦労を考えると
不謹慎ですよね。


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