またもや揺れた東日本から予定通り九州へと帰ってきました。
誰もが「いつまで?」と思っていますね。
こればっかりは仕方ないとしか考えられません。とにかく、どこに居ようとも出来る限りの協力を考え続けていくことが大切だと思っています。
そんな今回の出張で驚いたのは…
家電量販店では節電のため!と扇風機を早くもセール中。
(c) きょん|写真素材 PIXTA
ちょうど今日、気象庁からラニーニャ現象が落ち着いたとの発表がありましたね。
今年の夏は去年までのような異常な暑さは来ないかもしれませんが、過度のエアコン使用による電力不足を防ぐためにも、みんなで出来る協力を行っていきましょう。
さて、エアコンどころか扇風機もない時代
夏を涼しく過ごすために、様々な工夫が行われてきました。
その工夫のカタマリが古民家。
暑い沖縄の古民家はさらに暑さへの工夫がなされています。
我が国の建築の歴史は1000年以上。
扇風機なんて、使い始めてまだ100年ちょっとです。
もう一度、「暮らし」を考えた家づくりが行われる時代がやってくるとイイですね。
また、漆喰も同様に素晴らしい機能を持っています。
年1度、新築で漆喰を塗った住まいに住み始めたお宅へお邪魔する行事があります。
で、それが行われるのが初夏の日差しが厳しい頃。
地図を片手に、やっと辿り着いた先に涼しいお住まいが…との希望に反して、
ほとんどの住まいでエアコンを使っていない。
皆さん口々に
「新しい住まいに引っ越して、クーラーをあまり使わなくなった」
と云われるのです。
なぜかというと、漆喰が余分な湿気を吸うから。
部屋の空気がべとつかず、
さらに吸収された水分が蒸発するとき熱も奪うわけで…。
体感温度だけでも1,2度違うはずです。
住まいを快適にするのが「あたりまえの壁」。
見直してみてはいかがでしょうか?