先日、修繕工事が終わった法隆寺さんの大講堂。
今日報じられたニュースでは、大講堂に使われていた瓦に約80年前の落書きが見つかったとのこと。…落書きというより瓦焼きの職人さんが焼く前にわざわざ掘っておいたようなもの。当時、日中戦争の最中の様子が現代に伝わってきました。
さて、そんな過去からのメッセージ。
古くから遺されてきた建物には数多く残っているものです。
以前も紹介した元興寺さんでは飛鳥時代の瓦を公開。
飛鳥時代から現代にいたるまでのメッセージが分かりますか?
桶の跡。叩いた痕。そして巻かれていた布の模様。
専門家でなくとも、それらから当時の瓦造りの様子が思い浮かびますよね。
そして、古民家にはもっと積極的なメッセージ。それが棟書きです。
大工の棟梁による未来へのメッセージですね。
私たちも、「確かな」メッセージを未来に残していきたいものです。