「漆喰磨き講習会」が開催されました。
漆喰の「磨き」。
土壁の最高級技法の大津磨きと同様、漆喰磨きは漆喰の最高の技法のひとつです。
漆喰を塗ることができる左官さんでも磨きは別物。
熟練した匠の方々でも時折失敗してしまうほど難しい技術なのです。
私は本業の石灰屋さんとして、製品の研究のために…そして自らの知識・見識の向上のために、他の社員と共に受講しました。
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主催者からは大分在住の原田親方。そして講師は…久住章さん。
いずれも我が国を代表する左官の匠です。
また、今回の実技講師には神奈川県から長田さん。「若手を代表する左官技術を持つ一人」と、匠の方々からのご紹介です。
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参加者が固唾を飲んで見守る中、長田さんの実演のほか、地元代表者も実技に挑みます。
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講習は朝8時から夕方5時まで。
その間、左官の皆さんが一心不乱に壁に向かっていらっしゃいました。
材料の配合やその特性、「磨き」という技法の特徴などをわかりやすく、そして惜しげもなく、たっぷりと講義いただきました。
その内容はヒミツ。
このブログをお読みになったからといって「磨き」がマスターできるわけでも、理解できるわけでもないですから(笑)
やはり「知りたい」と志した方は自らの目と耳、そして体で学ぶべきですよね。
幾度の工程が重ねられ、土壁から「黒磨き」の壁が仕上がっていきます。
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磨きの技法が尽くされ、出来上がった漆喰は…
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まるで鏡のよう。
漆(うるし)とは違った、柔らかい艶と奥深さが天然素材だけで形作られます。
これも漆喰の魅力、そして石灰の魔法です。