「民家の甲子園」大分県大会、
そして全国大会をご覧になった方にはおなじみですね。
岡城址。
荒城の月の作曲者、滝廉太郎がイメージを得たといわれる
大分を代表する古城です。
(c) gootaro|ストック写真 PIXTA
全国各地にある城跡。
実は安土桃山時代には全国に3000近くの城があったとされています。
それが1割以下に減ったのが1615年の今日、8月7日に制定された
「一国一城令(いっこくいちじょうれい)」。
名前の通り、大名に1つしか城が許されない法令です。
そこからさらに1873年に明治政府から出されたのが
「全国城郭存廃ノ処分並兵営地等撰定方」。
いわゆる廃城令です。
これでほとんどの城閣が取り壊されてしまったわけです。
考えてみれば「お城」の目的は戦うための要塞施設です。
天下泰平、平和な近代国家には不要と考えられてもおかしくありませんね。
現在では大事な観光施設でもあります。
文化財としての保護改修だけでなく
鉄筋コンクリートによる復元なども行われ
町のシンボルになっていますね。
写真は改修工事が行われたばかりの会津・若松城(鶴ヶ城)。
今年の3月に終わった工事で、屋根瓦が明治解体前の
赤瓦に葺きかえられています。
(c) groove|ストック写真 PIXTA