明治政府により布告されました。
なので2月13日は「苗字制定記念日」だそうです。
平民苗字必称義務令(へいみんみょうじひっしょうぎむれい)???
ですよね。
全ての国民に「苗字」を名乗ることが義務付けられたのです。
実は1870年に「平民苗字許可令」が出され、
「苗字をつけてもいいよ~」ということになったのですが
誰も名乗らなかったのです。
だから、義務化。
ちなみに「平民」という身分が出来た時、
国民の9割が平民であったそうですから
ほとんどの国民に苗字が無かったということですね。
それまでは名前だけだったんです。
時代劇などで聞いたことがありませんか?
「上州○○村 権兵衛」という風に住んでいる場所がセット。
宗門人別改帳とよばれる現代でいう「戸籍票」にあたるものに
記録されていたんです。
ちなみに「無宿人」はそれに登録されていない人。
「房州無宿 権八」と呼ばれるシーンがそれにあたりますね。
ところで、自分の苗字。
その由来を考えたことって一度はあるのではないでしょうか?
地元の名士と同じ苗字を名乗るパターンが多かったようですね。
だから、今でもある地域に
別に親戚ってわけでもないのに同じ苗字の人が多いわけです。
また、源流をたどれば土地の名前にちなむものも。
「藤」の字は藤原氏からと言われていますね。
伊藤は伊勢の藤原。
遠藤は遠江の藤原。
加藤は加賀の藤原。
面白いものです。
その中でも素材の名前がついた苗字、少なくないのです。
2010-09-19 苗字の日のブログ
「麻」;麻生、麻田、麻植、麻木
「漆」;漆間、漆原、漆島
「炭」;炭谷、炭屋
「藁」;藁谷、藁澤
と、探していると…いらっしゃるんです。
「石灰」と書いて「いしばい」さんと読む苗字の方。
一度お会いしてみたいです。
