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漆喰は高い? 漆喰の価格について考える

現在新築を検討中の方、リフォームを検討中の方、依頼している工務店さんなどで「漆喰は高いからやめたほうが…」と云われたり、「よくわかんないけど高いみたいだから」と諦めていませんか?


まあ、壁紙と比べると割高ですよね。
しかし、なぜだかご存知ですか?


漆喰は、材料が高い?

ネットで販売されている漆喰、ご覧になってください。
一般的な20キロの粉の漆喰は塗り面積が約16平米。練り製品なら8平米ほどでしょうか…。 いずれも材料の価格は平米あたり1000円にも満たないのです。


漆喰は、手間賃が高い?

よっぽどの「作品」にしない限り、常識的な金額におさまります。
8畳一部屋の壁を職人さんが塗る手順は
  1.  材料をこねて寝かせる事前準備
  2.  塗らないところのマスキング
  3.  下地塗りに仕上げ塗り
  4.  乾燥中のケア
全ての作業に2人で4日かかったとすると計8日。左官さんの手当てを2.5万円とすると20万。材料費、諸経費を入れて25万。

8畳1部屋、30平米というところでしょうか? …すると平米あたり8300円。
実際には、せっこうボード下地であれば、おそらくもっと安くなると思います。

平米に直すと高めに見えますが、職人さんが手をかけて仕事することを考えれば、決して高い金額ではないと思います。


漆喰は、壁紙より高いよね?

価格だけを比べればそうみえるでしょう。
でも、壁紙は出来上がったものをキレイに貼れば終わり。職人さんの腕による細かい所の見栄えはあるにしても、見た目は一緒に。左官に比べ仕事も時間がかかりませんので、材料が高くても結果的に安いわけです。

しかし、漆喰などの左官仕上げの場合は、あなただけのもの。あなたの為に左官さんが作り上げる、まさしくオーダーメイドなのです

ちょっとだけ、一部屋だけ、贅沢しませんか? 
その良さは、住んでいる方にしか分からない、自分だけの贅沢です。

左官さんの技です。櫛引仕上。 …ちょっと高いかも。


この重厚さは左官仕事でないと表現出来ませんね。


お気に入りの一部屋。 漆喰と畳でいかがでしょうか?
歴史ある旅館に泊まったり、古民家を再生したお店などに行くと、なんだかホッとしますよね?

結局心が落ち着くのは、日本古来の素材のはずですよ。