今更ですが、チリ地震。
日本国内での被害も少なからずありましたね。
被災地の方々には心からお見舞い申し上げます。
私の住む大分では、波の被害はほとんど無かったものの
しばらく魚の不漁が続きました。
で、改めてチリ。
海産物の輸入相手国としてはアメリカに次ぐ約1割。
サケなどが主要品目…と新聞にもありましたが、私の心配は海藻。
海藻の輸入相手国は1位チリ、2位韓国だったのです。
寒天ブームのときは輸入テングサの5割弱がチリ産。次いで韓国で2割5分。
チリ産の輸入海藻はアルギン酸のメインの原料だったようです。
アルギン酸は様々な食品などの添加剤として使われています。
誰もが口に入れていますよ。
アイスにジュース、ジャムにケチャップ、ソーセージ…。
パッケージに書いてませんか?ゲル化剤(アルギン酸Na)
そう。食べてますね。
ちなみに最近注目のカラギナンの原料の大半はフィリピン産だそうです。
こちらも食品添加物ですね。
資料を見ると頭が痛くなりそうなほど難しい言葉が出てきますが。
さて、
ほとんどの海藻は春先から夏の終わりにかけて収穫されます。
地震の発生したのは2月。冬だからOK?
ちがいます。
南半球は我々の居る北半球と季節が反対です。
ちょうど収穫の終わった晩夏初秋に地震が発生したのです。
チリで収穫された海藻はどうなったのでしょうか?
乾燥して船に乗っけて日本まで運ばれるはずだった大量の海藻は?
足りなくなりますね。おそらく。
ということは、他国の海藻?国産の海藻?
我々左官業界で用いる海藻が食品工業に獲られてしまう可能性がある?
または海藻の値段が高騰??
チリ産銀杏草もあります。
滑らかでなかなか良いのりが炊けるのですが…