唐招提寺 瓦土塀

2010年5月31日月曜日

漆喰

t f B! P L
このたびの関西出張の目的の中に
唐招提寺さんへの参詣がありました。


















唐招提寺は鑑真和上が建立したことで知られる
律宗の総本山です。

5度の失敗、玄宗皇帝の渡日禁止、失明など、艱難辛苦を乗り越え
日本へ仏教の戒律を広めるために抱いた情熱を強く感じます。

そんな唐招提寺で最も見たかったものの一つが
瓦土塀


















突き固めた土と何層にも重ねられた瓦がとても印象的です。


















このの目的は、水切りのためだと云われています。
土だけだと雨水は滲み込むばかり。
土は水に溶けますから、徐々に傷みが進みます。
ですが、こうやって水を切る機能を与えてやることで長持ちする
…ということのようです。

開山御廟を目指してあるくと一目で見つけられます。
伽藍をめぐりながらゆっくり探してくださいね。

ワタシは失礼ながら駆け抜けてしまいました。
仕事の合間に時間をなんとか作ったのですが…

ゆっくり半日以上、心と目を休めるには最高の古刹だと感じます。
休暇をとって、改めて参りたいと思いました。


さて、唐招提寺さんに参ったもう一つの理由。
どうやら、私たちが作った漆喰が使われた所があるとのこと。
奈良まで行ったなら、是非一目見ねば!と探しましたが…

コレかな?

















まだ工事中の柵が張られていましたので、見て廻れませんでしたが
どうやら付帯施設のようです。
私たちの漆喰かどうか、近づいて判別できませんでしたが
そうであれば大変光栄なことですね。



あをによし奈良

これから最高の季節を迎えます。
左官技術のふるさと、奈良へ行きましょう!

   

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