唐招提寺さんへの参詣がありました。
唐招提寺は鑑真和上が建立したことで知られる
律宗の総本山です。
5度の失敗、玄宗皇帝の渡日禁止、失明など、艱難辛苦を乗り越え
日本へ仏教の戒律を広めるために抱いた情熱を強く感じます。
そんな唐招提寺で最も見たかったものの一つが
瓦土塀。
突き固めた土と何層にも重ねられた瓦がとても印象的です。
この瓦の目的は、水切りのためだと云われています。
土だけだと雨水は滲み込むばかり。
土は水に溶けますから、徐々に傷みが進みます。
ですが、こうやって水を切る機能を与えてやることで長持ちする
…ということのようです。
開山御廟を目指してあるくと一目で見つけられます。
伽藍をめぐりながらゆっくり探してくださいね。
ワタシは失礼ながら駆け抜けてしまいました。
仕事の合間に時間をなんとか作ったのですが…
ゆっくり半日以上、心と目を休めるには最高の古刹だと感じます。
休暇をとって、改めて参りたいと思いました。
さて、唐招提寺さんに参ったもう一つの理由。
どうやら、私たちが作った漆喰が使われた所があるとのこと。
奈良まで行ったなら、是非一目見ねば!と探しましたが…
コレかな?
まだ工事中の柵が張られていましたので、見て廻れませんでしたが
どうやら付帯施設のようです。
私たちの漆喰かどうか、近づいて判別できませんでしたが
そうであれば大変光栄なことですね。
あをによし奈良
これから最高の季節を迎えます。
左官技術のふるさと、奈良へ行きましょう!