たまにはレンガ造りの話も

2011年3月8日火曜日

漆喰

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いつも木造建築の話ばかりしています。

「漆喰」や「古民家」について述べるとどうしてもそうなってしまいますね。
なので、今日は漆喰が塗られたレンガ造りの建物を紹介。

1891年の今日、竣工した建築物「ニコライ堂」です。
写真素材 PIXTA
(c) penpen写真素材 PIXTA

通称ニコライ堂。正式名称は東京復活大聖堂といいます。
関東大震災や戦災を経て残された歴史ある建物。当然国の重要文化財です。
ロシア正教会の流れをくんで建てられたこともあり、
緑青のドームが印象的なビザンティン様式ですね。

建っている場所はお茶の水駅の聖橋口を出てすぐ南に。
ちょうどこの神田川にかかる聖橋(ひじりばし)、
この名前も大聖堂に由来するものです。

私はお茶の水、神田には学生時代に。
楽器屋さんに行く用件でブラつくくらいでしたが、
この建物の美しさ、大変印象深く残っています。

写真素材 PIXTA
(c) nabe3写真素材 PIXTA

震災ではレンガを固めた漆喰壁は残り、
頂部の鐘楼を含むドームが壊れたそうです。
確かにどっしり構えた堅牢な佇まいですね。

2000年に関東大震災以来70年ぶりの改修工事が行われました。
当時の工事については施工された鹿島建設株式会社さんのサイト
紹介されています。

駅の近くですから、上京した際に立ち寄って見るのもイイですね。



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