いつも木造建築の話ばかりしています。
「漆喰」や「古民家」について述べるとどうしてもそうなってしまいますね。
なので、今日は漆喰が塗られたレンガ造りの建物を紹介。
1891年の今日、竣工した建築物「ニコライ堂」です。
(c) penpen|写真素材 PIXTA
通称ニコライ堂。正式名称は東京復活大聖堂といいます。
関東大震災や戦災を経て残された歴史ある建物。当然国の重要文化財です。
ロシア正教会の流れをくんで建てられたこともあり、
緑青のドームが印象的なビザンティン様式ですね。
建っている場所はお茶の水駅の聖橋口を出てすぐ南に。
ちょうどこの神田川にかかる聖橋(ひじりばし)、
この名前も大聖堂に由来するものです。
私はお茶の水、神田には学生時代に。
楽器屋さんに行く用件でブラつくくらいでしたが、
この建物の美しさ、大変印象深く残っています。
(c) nabe3|写真素材 PIXTA
震災ではレンガを固めた漆喰壁は残り、
頂部の鐘楼を含むドームが壊れたそうです。
確かにどっしり構えた堅牢な佇まいですね。
2000年に関東大震災以来70年ぶりの改修工事が行われました。
当時の工事については施工された鹿島建設株式会社さんのサイトに
紹介されています。
駅の近くですから、上京した際に立ち寄って見るのもイイですね。