内部の左官壁に多用されているのが「じゅらく」。
ジュラク**とか**じゅらくとか、様々な左官材が販売されています。
でも、それらは全てマガイモノなのです。
以前、漆喰勉強のためにお邪魔したある方のところではじめて知りました。
ジュラク**とか**じゅらくとか、様々な左官材が販売されています。
でも、それらは全てマガイモノなのです。
以前、漆喰勉強のためにお邪魔したある方のところではじめて知りました。
「じゅらく」は元々聚楽第から。あたりの土が聚楽土。
聚楽第とは安土桃山時代に豊臣秀吉が建てた政庁&邸宅。
堺の出身であり、茶聖とも称される千利休による築庭でも知られますね。
今日はその千利休が聚楽第で切腹した日。
その理由は諸説あるようです。
さて、そういう訳で、いろんな左官材メーカーが売ってる「じゅらく」は「聚楽土風」ってことなのだそうです。塗装にも「ジュラク仕上げ」なるものがあり、ジュラクガンという吹付ガンまであるのですが…
分かりにくいのでまとめると、
- 聚楽土=本物
- 壁材の「じゅらく」=聚楽土風の左官材
- 塗装の「じゅらく」=「聚楽土風の左官材」風の塗装仕上げ
で、肝に銘ずるこの言葉 聚楽第
私の愛用品、zippoライターで限定発売された伝統企業×国際企業コラボZippoです。愛煙家の左官さんなら持っておきたい逸品かもしれません。
モデルは1893年創業の佐々木酒造さんの大吟醸「聚楽第」。なによりも「洛中伝承」の四文字がこだわりを感じさせますね。ちなみに俳優の佐々木蔵之介さんの実家だそうです。
話題はズレましたが、聚楽土を使った仕上げは土壁の最高仕上げ。正統な茶室、伝統建築などには欠かせない高級材料です。当然、その土を塗る技術も最高技術の一つ。
使いこなせる方は国内に多くはいらっしゃらないそうです。