民家の甲子園の発表について その3

2011年5月19日木曜日

甲子園

t f B! P L
民家の甲子園は単なる「写真コンクール」ではなく
写真と資料によるプレゼンテーションで競われます。

写真も重要ですが「訴える」力も評価されるのです。
ですから、発表の準備は重要なコトですね。

実際、全国大会へ出場した生徒の皆さん、詰まることなくスラスラと。
そして会場に居る皆さんへ自分の想いをしっかりと伝えられるだけの「コトバ」を発します。


とはいえ、アナウンスコンクールではありません。
必要なのは「しっかりと意思が伝えられること」。

そのためには資料や原稿をしっかりと「自分のコトバ」にすることですね。


私も講演やセミナーなどで多くの人へコトバを伝える機会があります。


自分で作った資料でも、何度も何度も読み返し、「伝えるストーリー」が出来ていないと…シドロモドロになったり、コトバとコトバの間に「え~」とか「それで~」という無駄な言葉が。

それだと「ただ読んでいるだけ」の発表になってしまいます。

難しくないコトバで構いません。
できるだけ自分のコトバにして「訴えたいこと」を伝える努力をしてみましょう。



【人前で発表するのが苦手な方の3ステップ】


1)特に短い時間の発表の場合は、はじめのうちは文章を決めず、発表したい事を箇条書きにして、それを自分のコトバで説明してみると、案外すんなり出来ますよ。


2)ヒトリで出来るようになったら、今度は友達や仲間の前で、同様に。
その際は、伝えたいコトを「友達へ説明する」作業。世間話をする感覚で説明してみましょう。
それが分かりやすかったかどうか?それを評価してもらう。他人の直すべきところを考えることは、自らを正すことにもなりますね。


3)高校生の皆さんの場合は部活仲間やクラスメイトがいます。
協力してくれるなら、ホームルームの時間などを使って発表してみましょう。
それが出来ない場合でも、教室での練習は効果的です。
友達が全員席についている中で、一人ひとりに語りかけるように…というのは難しいものです。
なので、はじめのうちは教室の一番後ろの席のヒトに話すつもりで。…自然と声が出ます。
最もやってはならないのは、マイクをもって原稿にむかって話すことです。


練習してみましょうね。
「声」を届かせるのは声量(声の大きさ)ではありません。
小さな声でも、「そこ」へ向かって話しかければきっと聞こえますから。

だから「読む」のではなく「伝える」努力。
整った文章よりもココロの一言です。

ハナシが上手な人、説得力のある人というのは、
それが出来る人のことだと私は思っています。







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