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シロアリは敵か味方か?

先日、とある古民家の改築現場へ行ってきました。

100年近く前の住宅。
壊して新築するほうが簡単なのでしょうけれど、あえて今のモノを遺す選択。

 省エネ、エコ、環境貢献。

それだけではないのです。
太い構造材として使われている木材は、今からが本当に強くなる時期。

皆さんの常識とは異なり、
木は切ってから何十年も経ったものの方が丈夫なのです。
ある説では樹齢100年の木は切ってから100年後が一番強いとか。

ただし、木は腐るし虫に食われるし…ということが悩みのタネですね。

この現場でもシロアリの被害が多少ありました。
見るからに湿っぽい木材。



よ~く見てみると…あ、居た。
シロアリが行進しています。


光を嫌うシロアリ。
こうして動いている姿を見るのは珍しいことです。
改修の途中だからこそ見られる姿でした。

当然、食われたところは交換。
しっかり駆除してから工事は進められます。


さて、このシロアリ。
我が国には20種近いシロアリが生息します。

その中で木材を食い荒らし、住まいに害を加える「害虫」と言われるのは
ヤマトシロアリとイエシロアリの2種。

他のシロアリは森や林の中などで枯葉や枯れ木などを食べて生息しています。
シロアリが食べ、そのフンをアリの体内のバクテリアが食べ…と
自然のサイクルの一つとして機能しているのです。

 自然の分解作用の一つなのですね。

私たちの美徳は自然と共生すること。
アリに家を食われても、自然の姿だからと納得…できませんよね。

しっかりと駆除しましょう。
現在使用されている防蟻剤は、昔に比べて「人体に配慮」されたものになっています。
だから昔に比べ、ちょっと効き目が短いともいわれてますね。

とにもかくにも、住まいはお手入れ。
メンテナンスフリーなどありえないのです。