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口蹄疫。 対策は終息していません

最大の農業危機とも憶された今回の口蹄疫渦。
宮崎県での騒動を、固唾を飲んで見守っておられた方も多いでしょう。

畜産業をはじめとした、現地の方々のご苦難、本当に胸が痛みます。


そして、その方々を支えるべくワタシたちも出来る限りの努力を続けました。
休日を返上し、交代で夜中も操業し、
20キロの袋へ、来る日も来る日も消毒用石灰を詰め続け、積み上げ、
何台もやって来るトラックの荷台へ積み込み続けました。


そして今回の終息宣言。



それを受けて、まだ耳を疑う言葉をかけられました。

「口蹄疫が落ち着いて残念だったね。
でも、たいそう儲けたでしょう?」

冷静さを失い、殴りかかる所でした。

ワタシたちは口蹄疫で得をしたものはありません。
むしろ失ったものの方が多いのです。

儲けるつもりなら、無理して作りません。
早朝から深夜、徹夜までしてひと袋千円にも満たない製品を
何千袋作ったとしても、汗をかくだけ無駄なことです。

では何のためか?
「困っている方々のために、ワタシたちにできる事をする。」

ただ、ただ、それだけのためでした。
そのために社員一丸となって、交代で作業を続けたのです。

 友人と会って話すことも、家族で夕餉に向かうことも、
 子供を風呂に入れてやることも、休日に妻と買い物に行くことも…

皆が何かを犠牲にして、口蹄疫に怯える方々のために汗を流し続けました。

当然ながら作業者の士気は下がり続けます。
そのたびに「もう少し、あと少し頑張ろう。」「我々にしか出来ないことがあるのだから」と
互いに励まし合っていました。

ワタシたちも、もう、あれだけの対応は望んでいません。
今後の予防策、緊急時の対応策をしっかりととっていただきたいものです。
それが終わってこその終息宣言であろうとワタシは思います。

また、他の自治体で対策マニュアルが作成されているようですが…
 「発生時には石灰会社への在庫確保依頼」などというマニュアルは勘弁して下さい。
 「発生時には緊急対策用の備蓄石灰を使用する」として下さるべきですよね。




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